企画書の書き方と具体例&作成のポイント│簡単テンプレートも!

企画書はただ完成させるだけでなく、読んだ人を納得させることが大切です。

とはいえ、企画書や提案書を作成したことがない人や、作成に慣れていない人はどこから手を付けていいかわからず、困ってしまうこともあるでしょう。

企画書作りに慣れない人がすばやく、優れた企画書を作成するためには、「頭に浮かんだアイディアをテンプレートに沿って当てはめていく」のがコツです。

そこでこの記事では、企画書の書き方について詳しく解説!

さらに、企画コンペでも受賞経験のあるコンサルタントとデザイナーが作成した「高品質の無料プレゼン資料テンプレート」もご用意しましたので、「企画書・提案書づくりはちょっと苦手……」という人も、ドキュメントビズのテンプレートを利用して、資料づくりに是非チャレンジしてみてくださいね。

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企画書とは?提案書との違い

企画書とは、主に「新しいプロジェクトの立ち上げ時などに使われる、アイデアや提案、予算やスケジュールをまとめた文書」のことを指します。

新しいアイデアを共有し、問題解決につなげたり、相手の意思決定を促したりすることが企画書作成の目的です。

企画書と似たものに提案書がありますが、以下のような違いがあります。

  • 企画書……主に社内向けの資料として作成。新規プロジェクト・新商品の開発時に社員に提案内容を理解してもらうために作成する
  • 提案書……主に顧客向けの資料として作成。単にアイデアを提案するだけではなく、顧客が抱える課題や問題解決につながるアイデアを具体的に提案する必要がある

企画書と提案書は、社内向けか顧客向けかという違いがあるものの、「読み手に伝わりやすい内容にすることが重要」である点は共通したポイントです。

テキストだけではなく、グラフやアイコン、画像や根拠となるデータを添付するなどして、わかりやすく、説得力のある企画書を作成しましょう!

企画書の種類

企画書には、いくつかの種類があります。どんな種類の企画書や提案書があるか、表でチェックしてみましょう。

事業計画書事業立ち上げ、独立開業、事業改善時に使われる。主にパートナーや出資者に向けて、事業説明やマーケットの成長性を伝えるために作成する
提案書顧客に対して自社製品・サービスを提案する営業活動に使われる。社内の業務改善などに使われることもある
営業企画書営業のアクションプランについて詳細に記された書類で、営業活動で使われる
マーケティング企画書商品やサービスの市場価値、ターゲット設定、競合他社の分析・差別化などマーケティング戦略について伝える資料

企画書は何を使って作ればいい?

企画書や提案書の作成は、アプリケーションを使って行うことが一般的です。

  • PowerPoint
  • Keynote
  • ワード、エクセル

中でも、機能が豊富で多くの人が利用しているのが「PowerPoint」。ユーザー数が多いため、ファイル連携や共同作業もスムーズに行えるというメリットがあります。

一方、Macを使っている人には「Keynote」が人気です。機能の豊富さはPowerPointに劣るものの、直感的な操作ができます。また、ワードやエクセルを使って企画書を作成することも可能です。

「企画書づくりに時間を取られたくない!」という人は、テンプレートの活用がおすすめ。例えば、ドキュメントビズのPowerPointテンプレートは上記のように、表紙から順番に選んでいくだけでOK!

  1. 「表紙」を選ぶ
  2. 「デザインのベース」を選ぶ
  3. 「テキスト」を選ぶ
  4. 「フレームワーク」を選ぶ
  5. 「イメージスライド」でインパクトを与える
  6. 「アイコン」でデザインにアクセントをつける
  7. 「配色」を選ぶ

シンプルで誰でも使いやすいテンプレートなので、企画書作成が初めての方も手間なく簡単に活用いただけます。

【テンプレートを使用したデザイン一例】を詳しく見る

企画書の書き方・基本構成

企画書に書くべき基本構成には以下の5つがあり、これに沿って企画書を書いていきます。(企画内容を簡潔に伝えたい場合は、1枚に内容まとめる「ワンシート企画書」を作成することもあります。)

  1. 表題(テーマ)
  2. 現状分析(提案理由)
  3. 解決方法(メインとなる提案内容)
  4. 期待される効果(解決できる理由や数字)
  5. スケジュールや予算

ここからは、ドキュメントビズのテンプレート「シンプル」を例に、企画書の書き方について詳しく解説していきます!

1:表題

まずはじめに、提案の議題テーマを書きましょう。テーマを冒頭に持ってくることで、読み手がこれから何についての説明があるのか全体像がつかめるようになります。

また、テーマは簡潔に表現することが大切です。内容をしっかり理解・整理しておき、簡潔に表現できるようにしましょう。

例えば「プロが作成した高品質の企画書テンプレート導入の必要性」とあれば、この後何について説明されるかわかりますよね。事前情報を与えることで、その後の情報のスムーズな理解につながります。

2:現状分析

前ページのテーマを提案するきっかけとなった事柄(理由)などを書きます。

現状分析をして、なぜ今回の提案をしようと思ったかの動機づけの背景を書きましょう。補足説明用にグラフやイラストなども入れると見やすくなり、相手へのスムーズな理解を促せます。

3:解決方法

問題の背景に対して、メインとなる解決方法を書きましょう。もし内容の説明が必要な場合には、補足説明用にグラフやイラストなどを入れます。

この解決ページで採用しているフレームワークは「ロジックツリー」というプレゼン手法です。

上記の例では、まず「解決できる理由は〇〇だ!」と結論を述べ、その3つの根拠を論理的に示すためのフレームワークになります。

4:見込まれる効果(具体的な理由や数字)

提案内容が実現した場合、どのような効果が見込まれるのか、具体的な理由や数字を用いて、わかりやすく提示します。

5:スケジュールや予算

提案内容を実現するために「必要な日数」「予算」を記載します。

実現不可能なスケジュールにならないよう、関係部署や外部とも連携を取り合って計画しましょう。

企画書の書き方のポイント

ここからは、企画書の書き方のポイントを「テキスト・内容編」と「デザイン・見た目編」に分けてご紹介します。

説得力のある、伝わる企画書や提案書を作るためには、内容と見た目のどちらも重要です。せっかくの素晴らしい内容も、見た目がごちゃごちゃして整頓されていないと、魅力が伝わりにくくなってしまいます。

ちょっとしたコツを覚えておくだけで、よりわかりやすく、より魅力を伝えられる企画書が作れますよ。ぜひ実践してみてください!

【テキスト・内容編】企画書の書き方のポイント

6W2Hを明確にする

読み手に企画を具体的にイメージしてもらうためには、6W2Hを明確にすることが大切です。企画書に必要な項目を6W2Hに落とし込むと、以下のようになります。

  1. When:いつ実施するのか
  2. Where:どこで実施するのか
  3. Who:誰が提案するのか
  4. Whom:誰をターゲットとしているのか
  5. What:どういったプロジェクト・サービスなのか
  6. Why:なぜ実施する必要があるのか
  7. How:どのような方法で実施するのか
  8. How much:どのくらいの資金を必要とするのか

まずは6W2Hをはっきりしてから企画書作りを進めていくと読みやすく、内容も充実したものになりますよ。

メリットや成果を具体的に提示する

企画書では、企画書の内容を実現した結果得られるメリットや効果、変化を明確に示しましょう。

曖昧な内容や抽象的なものではしっかりしたイメージできないため、会社にもたらすメリットを具体的に伝え、成功を頭に思い描いてもらうことが重要です。

共感できる内容にする

企画書を採用につなげるためには、読み手が納得・共感できる内容にすることが大切です。どんなに優れた商品やサービスでも、共感が得られなければ企画を通すことは難しくなってしまいます。

事例や具体的なデータを使って現在の問題・課題を客観的に提示し「なぜ企画に取り組まなければならないのか」という必要性をはっきりさせましょう。

行動経済学・行動心理学を活用する

企画書をより目を惹く、心を掴む内容にできるよう、マーケティングにも活用される行動経済学や行動心理学のテクニックを盛り込んだ内容にするのもおすすめです。

おとり効果他よりも劣ったプランを同時に並べて、選んでほしいプランに誘導する
バンドワゴン効果多数が選択している選択肢を選んでしまう心理を利用し「◯%以上の企業が導入しています」など評判であることがわかるタイトル付けをする
現在志向バイアス将来得られる大きな価値より、今すぐに得られる小さな価値を優先する人間の心理特性のこと。長期的なプランよりも最短スケジュールのプランの方が選ばれやすい傾向にある

【デザイン・見た目編】企画書の書き方のポイント

続いては、企画書のデザインと見た目です。作り手は企画書の細部にまで気を配って作りますが、読み手が隅々まで読み込んでくれるとは限りません。

パッと見たときに「何を伝えたいか」が理解できるようにデザインや見た目を工夫しましょう。

フレームワークを活用する

企画書作成に慣れてきたら、論理的な企画書づくりに役立つフレームワークを使ってみるのもおすすめです。

ビジネスにおけるフレームワークとは、分析や戦略立案、問題解決などの枠組みのことです。活用することで、企画書に書くべき内容を整理できます。

フレームワークは内容をわかりやすく図にしたものが多いため、視覚的にもわかりやすい企画書にできることもメリットです。

フレームワークには以下のように数多くの種類があります。企画書・提案書を書く際の目的や状況によって使い分けることで、論理的で説得力のある企画書が作成できるでしょう。

ロジックツリーある事柄の問題や原因をツリー状に書き出して解決法を導き出す手法
3C/4C分析「Customer(顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3点もしくはCo-「Operator(協力者)」を加えた視点から重要成功要因を導き出す手法
SWOT分析外部環境や内部環境を「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つで分析する手法
4P分析自社商品・サービスにまつわる「Product(商品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」の頭文字を取ったもので、自社のマーケティング戦略を立案するために使われる手法
STP分析「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」の頭文字を取ったもので、市場や顧客について分析し、戦略を立てるために使われる手法
5フォース分析自社が属する業界での競争優位性を探るための分析手法
MECE「漏れなく、ダブりなく」を意味し、ビジネスで重要視されるロジカルシンキングの基本
パーセプションマップ製品・ブランドに対する顧客の認識を2軸で表したもの
バリューチェーン企業のさまざまな活動で生み出される価値を分析するためのフレームワーク
マインドマップアイデア出しや思考・情報整理に役立つフレームワーク
AARRRモデル「Acquisition(獲得)」「Activation(活性化)」「Retention(継続)」「Referral(紹介)」「Revenue(収益)」の頭文字をつなげたもので、サービスの成長段階を5つに分けて分析する手法

テキストにひと工夫する

企画書作りでは、見やすさも重要です。見にくいな、ごちゃごちゃしているなと思った部分は「句読点」「接続語を削る」「カギ括弧」「フォント」「余白」「箇条書き」を活用して見やすくしましょう。

具体的には、以下のような工夫です。

句読点意味の切れ目などに句読点を打って見やすくする
接続語を削る「また」「そして」「しかし」などの接続語で削除できるものは削除する
カギ括弧目立たせたい言葉にカギ括弧を使う
フォント目立たせたい言葉のフォントを変える
余白文字を詰めずに適度な余白を作る(文章領域は用紙の70%ほどが目安)。行間・段落間の空白にゆとりを持つ
箇条書き箇条書きを使って情報を並べて整理する

こだわり過ぎるときりがなくなってしまいますが、見にくさを感じたときにちょっと手を加えてみると見やすくできますよ。

1スライド1メッセージに絞る

人の脳はマルチスレッドに対応していません。

どれだけたくさんの情報を詰め込んだとしても一度にすべてを理解することはできないため、1つのスライドに入れるメッセージは1つに絞った方が、内容が相手に伝わりやすくなります。

以下で、具体的な例を見ていきましょう。

【1つのスライドに詰め込み過ぎた例】

色使いや配置などデザインは工夫されているものの、1スライドに情報を詰め込み過ぎて「何を一番伝えたいのか」がはっきりしません。

次に、1スライドに1メッセージにした例を見てみましょう。

【1スライドに1メッセージずつにした例】

「問題点を指摘するページ」「解決策を提示するページ」など、1スライドに1つのメッセージにしたことで、重要な情報がひと目でわかり、理解しやすくなりました。

書き方は主に、結論となるメッセージと根拠となる図で構成します。

図の位置は、中央か左に配置し、重要な部分以外はできるだけそぎ落とし、シンプルな見せ方(デザイン)にするのが主流です。

次ページを読みたくなる書き方にする

スライドの終わりは、次のページを読みたくなる書き方にするのがポイントです。具体的な例を見てみましょう。

まず、これはスタンダードな方法です。

【スタンダードなスライド】

これでも悪くはありませんが、ここで小技として「ではどうすればいいのか?」の一言を付け加えてみましょう。

【終わりに続きを読みたくなる一言を加えたスライド】

ほんの一言を付け加えるだけで、先を読みたい気持ちになりませんか?

企画書を作成する際はこのような細かな小技を入れていくと、最後までしっかり内容に注目してもらいやすくなりますよ。

まとめ

素晴らしいアイデアだとしても、相手に上手くメッセージを伝えられなければ、魅力を理解してもらうことが難しくなってしまいます。企画書は、ポイントを押さえて、読み手に伝わりやすい内容にすることが大切です。

しかし、「資料の外観にばかり時間をかけられない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

ドキュメントビスでは、意味のあるコンテンツづくりに専念できるよう、企画書・提案書作成に役立つさまざまなパワーポイントテンプレートをご提供しています!

下の画像のPowerPointテンプレートテーマ「シンプル」は、無駄を省いたシンプルな内容で、幅広い用途でお使いいただくことが可能です。

  • 前半スライド:穴埋めするだけで、相手に伝わるようフォーマット化された基本のテンプレート
  • 後半スライド:グラフやチャートなど、プレゼンに必要なツールが一式揃ったスライド(自分なりに内容を肉付けしたい人におすすめ)

この他にもたくさんのテンプレートをご提供しておりますので、ぜひ以下のダウンロードページからダウンロードして、企画書・提案書作成に役立ててみてください!

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